ぬかびら温泉 十勝の旅2015

  • 2015.09.19 Saturday
  • 11:42

今回、なぜとかち帯広空港から北海道に入ったかといえば、ぬかびら(糠平)温泉に泊まるのが目的でした。

大雪山国立公園の森と糠平湖に囲まれ、全ての宿が源泉という「源泉かけ流し宣言」の温泉地です。

とはいえ、帯広から路線バスで1時間40分というのを、若干甘く見てました。

長距離仕様の座席ではない、ほんとに街中を走る普通の路線バスが1日4往復。

帯広市街を抜け、音更(おとふけ)町のロードサイドを通り、右手によつば乳業十勝主管工場(でかい!!)を眺めると、あとはひたすら真っ直ぐな道路の両側に、どこまで続くのか分からない広大な農地、戦車みたいなトラクター・・・これぞ十勝平野!

花がきれいな上士幌町の市街地を通り抜け、「ぬかびらまであと22キロ」の看板を見る頃には、乗客はわれわれだけの貸し切り状態。

これは路線バスの旅では毎度のことなので驚きませんが、「国立公園入口」の看板を見たところから山の中に入り、目に入るのが原始林と「ヒグマ出没地帯」「注意!この先100キロ、ガソリンスタンドはありません」の看板だけになり、一気に秘境感満載

糠平中央公園のバス停で降りると、そこは数件の宿と公園、郵便局、キャンプ場、自然観察センターなどが集まっている場所で、これで秘境と言ったら怒られますね。久しぶりの旅でちょっと心構えが足りませんでした。



今夜の宿は糠平館観光ホテル
予想にたがわぬクラシックな外観。

クラシックなロビー。

建物も客室も昭和のままというか、相当古いのですが、男女別(時間交代)大浴場に行ってちょっと驚いた。
失礼ながら建物から想像できないほど近代的にリニューアルされていてました。
広い内風呂と露天があって、脱衣所も清潔。
恐らく日帰り入浴客を意識して、そこに投資を集中しているのでしょう。

もちろん源泉かけ流し(厳密には加水あり)のお湯は期待どおり、肌ざわりの良いお湯でした。

こちらは谷底に作られた混浴の露天風呂。
混浴にしては小さいので、女性専用タイム(夜)に入った。
ここはいっそ貸し切り風呂にすればよいのにと思う。

夕食は食堂で、焼き牡蠣、焼きホタテ、蟹にすき焼きでボリュームたっぷり。
バイキングの朝食も、道産の食材中心でおいしかった。

1泊2食で1万円もしないので、全く不満はありません。
ちなみに、ぬかびら温泉のホテル、民宿、ペンションはほぼ1泊1万円以下で、多分どこに泊まってもCPが高くて満足だと思います。

この地で一番大きな宿泊施設だった大雪グランドホテルはただいま解体工事中。
他にも廃業した旅館、土産物屋などがあり、廃墟マニア好み?
とてもいい所なんだけど、やっぱり不便な場所だからか、ご時世なのか。
跡地は公園になるらしい。

それから、この辺はエゾシカが普通にウロウロしています。
おとなしいのですが、ちょっとビックリします。

早朝、歩いて糠平湖畔まで行ってみました。

昭和30年に発電のため造られたダム湖。

1987年に廃止された国鉄士幌線の線路跡。
この先に鉄道資料館があるらしいけど、熊が怖くて行けなかった。

こんなところまで山を切り開き橋を架けて鉄道を造るなんてすごいし、要らなくなったから廃止にするという人間の勝手さもある意味すごい。



↑(資料写真)糠平湖は、ダムに沈んだ有名なタウシュベツ川橋梁のあるところです。

熊の出る道を徒歩4キロと、簡単には行けないので今回は見ていませんが、橋梁はこれだけではなく、いくつかの橋梁跡がバスの窓から見えました。

ぬかびら温泉自体は、ダムや鉄道のできる前の大正8年の発見とのことで、一体どうやって行っていたのか、あるいは林業に従事していた地元の人のためのものだったのか、ちょっと想像ができません。

思ったより遠かったけど、おかげで十勝の街並みと、果てしない農地、大自然(の一部)を満喫できました。
北海道はでかいよ・・・。


 

虎杖浜温泉 ホテルいずみ

  • 2015.02.17 Tuesday
  • 23:45

なんと、温泉のエントリーは2008年の玉子湯以来なのであります。
その間に大震災があり、介護に振り回されたり・・・今回は一区切りついたことでもあり、白老町虎杖浜(こじょうはま)温泉に1泊してみました。

虎杖浜温泉は、札幌から特急で70分、登別駅からタクシーで5分ぐらいのところにある海辺の温泉です。
有名な登別温泉は駅からもっと山のほうに入るのですが、札幌から登別温泉に行くとしたら、普通はマイカー、お年寄りなら温泉旅館の送迎バスというところだと思います。

それが、特急列車から大勢の外国人観光客が降り、皆さん迷わず登別温泉行の路線バスに並んでいるではないですか。

えー?!路線バスで登別温泉へ行く?
中国系から欧米系まで国籍はいろいろ。団体ではなくグループやカップル、個人です。

あとで宿の方に聞いたら、以前は団体ツアー客が多かったのが、最近はいわゆるFIT、旅慣れた個人旅行の方が増えているのだそうです。
登別温泉行きの路線バスは、結局1台では全員が乗り切らず、もう1台増発されていました。

で、私たちはタクシーでホテルいずみへ。

いずみホテルいずみ。
虎杖浜は雪の少ないところのはずが、珍しく降りました。

温泉旅館を選ぶ私の条件は、最近ますます厳しくなってます。

まず泉質がいいことが絶対条件で、豪華なリゾートでも格式ある老舗旅館でもない普通の旅館で、清潔で過不足のないサービスと静かな環境。適度な秘境感があればなお結構。

これが、ありそうでなかなかない。
お気に入りだった箱根の松坂屋本店は改装して高級旅館になっちゃったし、いい源泉を持っている函館・湯の川温泉の入川は昨年ついに閉館してしまった。

その意味で、ホテルいずみは当たりでした。

とにかく温泉が素晴らしい。
源泉かけ流しなら何でもいいってわけじゃなくて、化粧品と同じで自分との相性があります。
こちらの弱アルカリ性のナトリウム・塩化物泉は化粧水に浸かっているみたいに柔らかくなめらかで、お肌がつるつる。
何回入ってもあまり湯あたりせず、ほぼ無臭なのでチェックアウト前に入ってもOK。

いずみ設備はノスタルジック・・・つまりかなり古いが掃除が行き届いて清潔感がある。
ロビーにストーブ。右の階段の下が大浴場。
窓の向こうは海で、客室もオーシャンビュー。
今回は雪で真っ白でしたが。

女湯はマイシャンプー持参の、常連さんらしき日帰り入浴客が多くて、スーパー銭湯に来ているような気がしないでもありませんが、それだけここのお湯が地元の人に愛されているということでしょう。
平日だったので宿泊客は少なく、深夜と早朝はお風呂を独占できました。

翌朝は雪がガンガン降って、夜明けの雪を眺めながらの露店風呂は最高でした。

料理夕食は思った以上に豪華で、特に自慢の白老牛は絶品。
虎杖浜はたらこで有名なところですが、朝食のたらこはさすがにおいしかった。

チェックアウトのとき、初めて外国人観光客が宿泊していたことを知りました。
中国系と欧米系の静かなカップルでした。

登別温泉の大型観光ホテルならともかく、こんな小さな、お風呂以外に何もない宿に外国人が?と驚きましたが、何でもインターネットで調べられる時代、情報はみんな同じです。
リーズナブルでコージーな宿を求める個人客が、私と同じ理由でここをチョイスしても不思議じゃないんだなと思いました。

登別駅帰りは宿の方に送ってもらって登別駅に。
昨日ここから登別温泉に向かった人たちもまた戻ってきていました。
みなさん旅上手です。

ホテルいずみではWiFiが使えることになっていましたが、部屋はもちろん、ロビーでもフロントでも全然ダメ。
しかもソフトバンク携帯が圏外
思いがけず24時間、完全にネット断食、デジタルデトックスしてしまいました。

周囲にコンビニも飲食店も何もありません。
そういう意味では、手軽に行ける?プチ秘境です。
なお、オーシャンビューだけど高台なので、津波のときの避難所にも指定されていました。

晩年の義父は、白老に温泉付きの家を買って移住したいと言っていたそうです。
義母が猛反対して実現しませんでしたが、温泉好きだった義父が気に入った理由がわかりました。
同時に義母が反対した理由もわかりましたけどね。

ともあれ久しぶりの温泉で生き返ったぞ!
次はカルルス温泉か糠平温泉かな(あてにならない予告です)。

 

高湯温泉 玉子湯

  • 2008.07.14 Monday
  • 16:18
「一度行ってみたい温泉リスト」中の一つが、福島の高湯温泉でした。
薄く濁った青いお湯は、山間から自噴する源泉を標高差を利用して8軒の温泉宿に引いているという「自家自噴源泉自然湧出完全放流式(加水加温なし)」、いわゆる「源泉掛け流し」の中でも珍しいものです。

山の中の湯治場だったので今も巨大旅館も温泉街もありません。
今回泊まった玉子湯旅館は高湯温泉の入り口にあり、まるで一軒宿のようなかんじでした。

天翔の湯男女入れ替えになる露天風呂の一つ、「天翔の湯」。湯の花が目に見えるほど白濁していて、このお湯が一番「濃い」かんじ。といっても刺激はなく、何も塗らなくてもかかとまでお肌がすべすべになりました。


瀬音終日女性専用の露天風呂「瀬音」。深いブルーで私が入ったときはちょっと熱かった。源泉から外気で冷ましながら引いてくるので、湯温は季節や天候に影響されるのではないかと思う。


仙気の湯広い大浴場もありますが、この小さめの内湯「仙家の湯」はまた別の源泉から引いているもので、あたりの柔らかい湯。こじんまりしていていいかんじ。


湯小屋玉子湯のシンボル「湯小屋(玉子湯)」。140年前の茅葺の外湯をそのまま保存しています。もちろん入れるのですが・・・みなさん中をのぞいて写真を撮ったりするだけで、あまりお湯には入っていないようです。なぜなら・・・


湯小屋内部広角レンズじゃないんでうまく撮れないのですがここには脱衣所がない。浴槽の横に棚があってそこに脱いだものを突っ込んでそのまま入る。昔の湯治場のスタイルだそうです。むろんカランも洗い場もありません。若い女性はみなさんちらっと見て回れ右してましたね。立派な大浴場や露天風呂がありますからね。


湯小屋の天井誰も入らないので入ってみました。向かって左が女湯です。古いけどきれいに磨き込まれていて茅葺屋根の内側にはランプとガス抜きの穴。昭和8年に「乗り合い自動車」が開通するまでは、湯治客は馬子を雇って登ってきたそうです。


源泉これが湯小屋の源泉。ポンプなどの動力を使わず、木製の樋で落差を利用して引いているのがわかります。「400年前から変わらず湧いている」と書いてありました。地球ってすごいね。


夕食思ったより設備の整った旅館でしたが、今風のオシャレな演出はありません。古きよき湯治場の風情を残しつつ近代化した旅館というかんじでしょうか。お料理もおいしくて、宿の人も親切でかんじがいい。客室の担当は若い男性でした(さらに好印象)。


しかし・・・さすがにここのお湯はパワフル。
ちょっとした肩こりや筋肉痛ならすぐ治ってしまいそう・・・なんですが湯あたり注意、です。宿の人にも言われましたけど。

成分が強いので入浴は1日3回以内にしましょうと書いてあるんですが、1泊2日の悲しさでガツガツと風呂めぐり・・・露天風呂、湯小屋、少し休んで内湯と入ったところで湯あたり寸前。
夕食のあとでもう一風呂・・・っていうのは無理でした。

翌朝は夜明けを待って大浴場、露天風呂と入りましたが・・・フラフラになりました。
本来湯治は10日くらいかけてゆっくり温泉に身体をならしていくものですが・・・10日とは言いませんがせめて2連泊してゆったり過ごしてみたいものです(←見果てぬ夢)。

伊豆 河津温泉 玉峰館

  • 2007.04.30 Monday
  • 20:20
GW前半、札幌の義母が上京、新幹線に乗ったことがない、伊豆に行ったことがないというので、今回は伊豆・河津温泉に連れて行きました。

河津といえば、早咲きの河津桜で有名なところで、桜の季節には大変な人出とのことですが、今は桜も終わり静かな温泉でした。
今回泊まった玉峰館は、「自家源泉・かけ流し」ということで選んだのですが、河津駅からタクシーで5分、着いてびっくり。
最近「自家源泉の宿」が続いてますが、正面玄関前にこんな源泉櫓があって湯もうもうと煙を吹き上げている宿は初めて。

源泉櫓正面玄関の源泉櫓。裏の露天風呂の脇にももう一つ新しい櫓がある。その日によって湯煙の量は違うとのこと。今日は特に激しく上がっていますと宿の人。


お風呂は男女別の岩風呂と、貸切にできる家族風呂が3つ、混浴の露天風呂があります、という説明。

岩風呂男女別の岩風呂。それほど大きくない。2,3人でちょうどいい感じだけど、誰も来なかった。


家族風呂タイルの家族風呂が二つ。家族風呂といっても一人で悠々と入るのがベストっていうくらいの大きさ。


露天風呂チェックインしたときは混浴という説明だったが、様子を見に行ったら17〜22時までは女性専用との掲示。17時を過ぎるのを待って行ってみたら、誰もいない。プールのように広々している露天風呂に30分くらいいたけど、結局誰も来なくて貸切状態。最高。


檜風呂貸切の檜風呂。なかなか空かなくて、夕食後の10時過ぎにやっと入る。半露天で4人くらいで入れる広さ。これは気持ちがいい・・・夜明けにもう一度入りに行く。


ここは混浴の露天風呂が一番広くて、いわゆる男女別の「大浴場」と呼べるものはないのです。しいて言えば岩風呂ですがそれほど広くはない。カランも二つだし。
そのかわり、あいていれば自由に貸切にできる家族風呂が全部で3つあるわけですが・・・20室以下の宿だと、それでかち合うことはあんまりないのだけど、今回はGWでお子さん連れが多かったためか、貸切風呂がふさがっていて、岩風呂や露天風呂が貸切状態でした。

ナトリウム塩化物泉ということですが、舐めてみてもしょっぱくない、無味無臭に近い泉質ですが、肌に刺激がなくほこほこに温まります。

着いた日に翌日帰りの「スーパービュー踊り子号」の指定を取ったら、キャンセルが出たのか、展望車の席が取れました。

踊り子号伊豆急の区間は女性の運転士さん。眺めがよすぎてちょっと怖かった。

わかつき別邸 伊東

  • 2007.01.28 Sunday
  • 16:22
伊東の駅から商店街を抜けて橋を渡り、松川に沿った遊歩道を歩くこと約15分、「ここらへんかな?」と思ったあたりで、道路端に立っていたコンシェルジェのような男性が向こうから歩み寄ってきて「××様ですね?」と荷物を持ってくれました。

いつものように穴のあいたジーパン(←もちろんファッションではない。気付いてないだけ)で出かけようとした夫に「今日は山奥の秘湯じゃないんだから」と着替えさせたのは正解だった・・・。

ここんところ「素朴な山奥の宿」探検が続いていたので、マイバースデーということもあり、近いとこでいいから(つまり交通費がかからないところで)久しぶりにちょっとおしゃれな宿に・・・というリクエストで選んだのが、この元宰相・若槻礼次郎男爵の別邸を利用した宿という、わかつき別邸

伊東といえば・・・関東育ちの人間は子供の頃に「伊東に行くならハ・ト・ヤ 電話はヨイフロ」(←野坂昭如による宣伝コピーの傑作)のCMソングで洗脳されているので、大型ホテルの温泉地のイメージがありますが、ホテル街のはずれに裏山に竹林をいただいた全15室の小さな宿がありました。

瀟洒なたたずまいの玄関。
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三連休・横浜中華街〜箱根

  • 2006.10.08 Sunday
  • 22:30
金曜日の嵐が嘘のような快晴の土曜日、札幌の義母を羽田空港に迎えに行きました。
まず「パスネット」と「Suica」を渡して使い方を教える・・・札幌で生活している「都会人」とはいえ、油断のならない東京では券売機の前で無防備にバッグの口をあけて路線図を見上げているオバサンはいいカモです。
久々に上京する人は絶対にカードをおすすめする私です。

それから横浜中華街に連れて行き、同發別館で昼食。ここが中華街で一番おいしい店なのかどうかはわかりませんが、長唄の忘年会に毎年使っている店で、焼き物がおいしいので有名。
中華料理店だらけ(あたりまえですが)の中華街で「よく行く店」が決まっているのは便利です。漠然と出かけてもどこに入っていいかわかりませんから。

↑同發別館の月見の飾り

横浜から東海道線グリーン車(このためにSuicaが必要)、小田急線、バスと乗り継いで(けっこうハード?)箱根芦の湯温泉松坂屋本店に宿泊。

ここは最近のお気に入りで、私はすでに3回目。
普通のバス・トイレ付きの部屋をインターネットで予約していたんだけど、「宿の都合により」料金はそのままで「離れ」に泊まらせてくれるとのこと。
こういう幸運は稀にあって、前も山形のあつみ温泉「たちばなや」で、「今日は団体のお客さんが入ってうるさいかもしれないので」という理由で、立派な離れにアップグレードされたことがあります。

ラッキーというか・・・義父の一周忌もまだなのに、ちゃっかり親子3人で温泉に来たので、温泉好きだった亡き義父が「一緒についてきた」のかもしれません・・・。義父が生きていたら4人で最初から離れを予約してたと思うし。


↑庭から見た離れ

まとにかく、広々した専用温泉付き離れでゆったりと過ごしました。
前にも書きましたが、ここが気に入っているのはお湯がいいから。
自家源泉で100%かけ流し。そして硫黄泉でアルカリ性というのは日本でここ一つしかないそうです。硫黄泉は普通は酸性なので肌の弱い人はビリビリするんですが、化粧水と同じアルカリ性なので、肌がしっとりすべすべになります。

建物、施設はよく言えば「歴史を感じさせる」・・・はっきりいえば古い(ボロい)。露天風呂もない、シャワーも混合栓もない(だから私はここでは髪を洗いません)、驚くような目新しい演出もない、古いタイプの温泉旅館なんですが、そこがいいのです。

温泉天国北海道で、看護婦時代の仲間とあちこちの温泉に出かけている義母を招待するのに、ここがいいと思ったのは、こういう古い木造建築の旅館が北海道にはほとんどないからです。
(秘湯マニアは別として)北海道人の好みは大理石のロビーがあるような巨大ホテルですからね。

はっきり言って部屋はボロいけど、お湯はいいよと事前に言ったおいたのですが、部屋も立派な離れだったので、義母も大喜びでした。

さて・・・明日はどこに連れて行こうか。銀座か浅草? はとバス?

湯の川温泉 ホテル入川

  • 2006.08.15 Tuesday
  • 23:11
今回の宿は、お盆だし、もう人気の旅館は満室、湯の川温泉旅館組合のHPを見て、放流式(かけ流し)ならどこでもいいわと決めたホテル入川

行ってびっくり。だって誰もいないんだもん。
豪華な設備のグランドホテルが林立する湯の川温泉の中で、かなり古い。かといって鉄筋6階建ての建物には老舗旅館という風情もない。
部屋は広くて清潔でしたが、生け花もなく冷蔵庫は空っぽで、「1階の自動販売機で買ってください」というあたり流行ってないホテルの侘しさが。

でも大浴場&露天風呂は広くて清潔。源泉100%かけ流し、毎日入れ替え清掃の時、源泉の温度が高いので加水していると明記している温泉は、海が近いせいか塩分が高く、よく温まります。

この旅館は正面玄関の右手に源泉小屋があって、1階の大浴場にパイプが伸びているのが見えるのだけど、源泉から浴槽までの距離が非常に短いことがわかります。つまりそれだけ源泉がフレッシュだということ。
隊長!意外なところに源泉の宿発見!



もうひとつびっくりしたのが、お料理がおいしいこと。
値段が値段だから期待してなかったんですが、北海道にありがちな毛がに1ぱいドカンと食えってのじゃなくて(別料金でありますが)、なかなか上品なお料理でどれもおいしかったのです。


食堂での朝食もバイキングではなく、一人ずつお膳がセットされていたのですが・・・バイキングにするほど宿泊客がいなかったせいかも。(10人くらいでした)

私が思うに、このホテルは20室以下の料理旅館に改装して、良質の温泉と腕のいい板さんのお料理を売り物にするべきです。
意外な湯の川の「秘湯」でした。





浦河優駿ヴィレッジAERU

  • 2006.07.28 Friday
  • 09:42
サラブレッドの町北海道浦河町の観光施設、浦河優駿ビレッジAERUの入浴施設「あえるの湯」が、実は温泉ではなかった、という話を今朝のフジテレビ「とくダネ!」で取り上げていたので、興味津々で見てしまいました。

源泉を汲み上げている井戸に近くの川の水をパイプで引き込んで、川の水を混入していたことがバレてしまいましたという。

源泉の温度が高すぎて、川や湖の水で温度調整をしている露天風呂、あるいは地下水を汲み上げて加水している温泉というのはよくあるし、それでもいい温泉もあるけど、どうもこの話、最初から温泉の掘削がいい加減で、実はほどんど川の水を沸かしてたらしい・・・つまりただの銭湯、いや循環風呂だったと。

浦河には毎年のように牧場見学ツアーで訪れていて、アエルにも何度も寄ってますが、宿泊したのは昨年が初めて。あえるの湯にも初めて入りましたが、塩素の匂いが強く、やっぱ循環かーとは思っていましたが・・・別に温泉が目的ではないのでここは「大浴場付きホテル」なのだと思ってました。

あのですね、浦河町ってすごくいいところなんですよ。
海と草原とサラブレッド・・・それしかないんですけど、「それしかない」ということがいかに素晴らしいことか。
その魅力を発信する施設として作ったのが優駿ビレッジだったと思うんですが。

ここには広大な敷地に引退した競走馬をはじめ、珍しい種類の馬がたくさん飼育されていて、見学したりホーストレッキングができるというのが最大の魅力です。
夕方になると宿泊棟に近いところに放牧している馬たちを、スタッフが追い出して、みんな一緒にパカパカと厩舎に戻るところが見られるんですが、本当にのどかです。

浦河には日本の競馬を支える日高育成牧場という巨大な施設があります。2400mもの直線コースもあるというとんでもないスケールの育成牧場で、見学するには根性がいりますが「ここは日本じゃなーい!」って感じですよ。
(優駿ビレッジ主催の見学ツアーもあります)

優駿ビレッジも行くたびに、集客に苦労してるんだろうな・・・と感じさせるんですが、どうかこれ以上浦河がさみしくなりませんように。

温泉なんかなくても素敵なところだよーということが言いたかったわけです。

支笏湖 丸駒温泉

  • 2006.06.25 Sunday
  • 16:25
正面玄関北海道にある「日本秘湯を守る会」の宿の中では比較的行きやすい支笏湖の丸駒温泉に行ってきました。

とはいえ、支笏湖の対岸の一軒宿、道路が整備される以前は船でしか行けない文字どおりの秘湯だったそうです。


天然露天風呂ここの自慢は、支笏湖直結の天然露天風呂。大浴場から30メートルほどの渡り廊下を下りていくと、湖のほとりに足元から自然湧出している露天風呂があります(男女別)。
天気が悪くてはっきりしませんが左側が露天風呂、右側が支笏湖です。

砂袋を積んで水路を作り、湖水を引き入れて湯の温度を調節しているのですがこれが驚くほど透明。じっと見ていると、底から湯がぷくぷくと湧き出しているのが見えるほどです。

こういう足元から湧出するタイプの温泉は、三朝の大橋旅館以来ですが、なんかこうじわじわと「地球から湧いてくるパワー」を感じますね。
湯温は40度くらでしょうか。いまの季節ゆっくり入るのにはちょうどいい温度でした。

水深注意ところでこの天然露天風呂の水深は湖水の水位により激変するとのことで、雨続きの現在水深145cmあるのです。
チェックインのときに、くれぐれも気をつけるようにフロントで注意されます。
到着日は身長160cmの私のあごまで来てちょっと怖かったけど、翌日はもう少し浅かったと思います。なおこの水深情報は宿のHP上に随時掲載されています。

以前、冬に来たことがあるという義母は、そのときは寒くて湯が30cmくらいしかなくてもうこりごり・・・と言っていたのですが、たしかに気温が氷点下の冬に浴衣でこの渡り廊下を歩くのはちょっと厳しいかも。
でもいまの季節は最高です。
水深145cmにビビったのか、女性の露天風呂はいつ行っても誰もいなくて貸切状態、写真も撮り放題でした。

数年前に改装されたという大浴場も広くて、「源泉の宿」には珍しくパーテーション付き洗い場もゆったりしてます。
うちは源泉100%だからシャンプー使うななんていうストイックなことを言わないのが北海道人の大らかさ?(露天風呂ではもちろん禁止です)。

<strong>展望露天風呂</strong>大浴場からドア一枚で出られる展望露天風呂も良かった。
天気がよければ支笏湖を一望・・・できるはずだったんですが。天気が悪くて残念。
360度人工物が目に入らない湖畔のパノラマ・・・っていうのは北海道では珍しくないですが、温泉に入りながら堪能できるっていうのはなかなかないと思います。


お湯は無色透明で無臭。展望露天風呂だけわずかに薄緑に濁りがあります。弱アルカリでお肌がすべすべになるタイプのお湯です。

建物と庭部屋は湖を望む10畳プラス踏込み。料理はあんまり若者向きではありませんが、いまの季節なら旬のチップ(桜マス)などの追加料理が頼めます。
箱根の松坂屋本店もそうでしたが、最近の傾向として基本の料理は少なめで追加料理あり・・・というのが増えた気がします。それで料金が抑えられるならそのほうがよいと思います。


千歳空港からわずか40分ほどで行ける秘湯。
秘湯の会のわりには設備も整っていて、日帰り入浴もウエルカムってかんじですが、ぜひ1泊か2泊して支笏湖の自然を満喫したいところです。
支笏湖
↑帰る頃になって晴れてきた支笏湖
(宿泊日 2006年6月23日)

西那須 大鷹の湯

  • 2006.01.27 Friday
  • 09:21
マニア向け温泉番組「源泉5つ星の宿」のキャスター「飯沼隊長」が経営している西那須の「大鷹の湯」に行ってみた。

ここはしゃれた温泉旅館ではなく、自分でお布団を敷く民宿のようなところ。
料金設定も1泊朝食付き料金+選べる夕食(安い!)という、旅館と湯治場のいいところを折衷したようなかんじ。

しかしさすがにお風呂は自慢するだけのことはあってすばらしい。
「源泉100%かけ流し」って往々にして熱過ぎるんだけど、ここは温度管理が徹底していて内湯も露天も適温で清潔。
敷地の上のほうにある「鷹見の湯」(写真)はいつ行っても貸切状態で、思わず「うわー最高!」と声に出してしまった。


食事処も民芸レストラン風で落ち着いていて、食事の内容も質量ともによかった。
予約時に「馬刺し」を追加注文しておいたんだけど(一応私の誕生祝いということで)、多すぎて食べられませんでした。


宿泊は離れの「かたくり山荘」(写真)をとったんだけど、なんというか質素な部屋でしたね。下の宿泊棟も見たかんじあまり広くはなさそう。


風呂と食事が豪華な湯治場と見るか、部屋が質素な温泉旅館と見るか・・・全体的な評価は微妙なところ。
車のない我々は、温泉はあくまで宿泊するところで日帰り入浴っていうのはやらないんですが、日帰りには最高かもしれない。

「隊長」には最後のお見送りのときに会えましたが、「一緒に写真撮ってください」とは言えなかった・・・。

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