ぬかびら温泉 十勝の旅2015

  • 2015.09.19 Saturday
  • 11:42

今回、なぜとかち帯広空港から北海道に入ったかといえば、ぬかびら(糠平)温泉に泊まるのが目的でした。

大雪山国立公園の森と糠平湖に囲まれ、全ての宿が源泉という「源泉かけ流し宣言」の温泉地です。

とはいえ、帯広から路線バスで1時間40分というのを、若干甘く見てました。

長距離仕様の座席ではない、ほんとに街中を走る普通の路線バスが1日4往復。

帯広市街を抜け、音更(おとふけ)町のロードサイドを通り、右手によつば乳業十勝主管工場(でかい!!)を眺めると、あとはひたすら真っ直ぐな道路の両側に、どこまで続くのか分からない広大な農地、戦車みたいなトラクター・・・これぞ十勝平野!

花がきれいな上士幌町の市街地を通り抜け、「ぬかびらまであと22キロ」の看板を見る頃には、乗客はわれわれだけの貸し切り状態。

これは路線バスの旅では毎度のことなので驚きませんが、「国立公園入口」の看板を見たところから山の中に入り、目に入るのが原始林と「ヒグマ出没地帯」「注意!この先100キロ、ガソリンスタンドはありません」の看板だけになり、一気に秘境感満載

糠平中央公園のバス停で降りると、そこは数件の宿と公園、郵便局、キャンプ場、自然観察センターなどが集まっている場所で、これで秘境と言ったら怒られますね。久しぶりの旅でちょっと心構えが足りませんでした。



今夜の宿は糠平館観光ホテル
予想にたがわぬクラシックな外観。

クラシックなロビー。

建物も客室も昭和のままというか、相当古いのですが、男女別(時間交代)大浴場に行ってちょっと驚いた。
失礼ながら建物から想像できないほど近代的にリニューアルされていてました。
広い内風呂と露天があって、脱衣所も清潔。
恐らく日帰り入浴客を意識して、そこに投資を集中しているのでしょう。

もちろん源泉かけ流し(厳密には加水あり)のお湯は期待どおり、肌ざわりの良いお湯でした。

こちらは谷底に作られた混浴の露天風呂。
混浴にしては小さいので、女性専用タイム(夜)に入った。
ここはいっそ貸し切り風呂にすればよいのにと思う。

夕食は食堂で、焼き牡蠣、焼きホタテ、蟹にすき焼きでボリュームたっぷり。
バイキングの朝食も、道産の食材中心でおいしかった。

1泊2食で1万円もしないので、全く不満はありません。
ちなみに、ぬかびら温泉のホテル、民宿、ペンションはほぼ1泊1万円以下で、多分どこに泊まってもCPが高くて満足だと思います。

この地で一番大きな宿泊施設だった大雪グランドホテルはただいま解体工事中。
他にも廃業した旅館、土産物屋などがあり、廃墟マニア好み?
とてもいい所なんだけど、やっぱり不便な場所だからか、ご時世なのか。
跡地は公園になるらしい。

それから、この辺はエゾシカが普通にウロウロしています。
おとなしいのですが、ちょっとビックリします。

早朝、歩いて糠平湖畔まで行ってみました。

昭和30年に発電のため造られたダム湖。

1987年に廃止された国鉄士幌線の線路跡。
この先に鉄道資料館があるらしいけど、熊が怖くて行けなかった。

こんなところまで山を切り開き橋を架けて鉄道を造るなんてすごいし、要らなくなったから廃止にするという人間の勝手さもある意味すごい。



↑(資料写真)糠平湖は、ダムに沈んだ有名なタウシュベツ川橋梁のあるところです。

熊の出る道を徒歩4キロと、簡単には行けないので今回は見ていませんが、橋梁はこれだけではなく、いくつかの橋梁跡がバスの窓から見えました。

ぬかびら温泉自体は、ダムや鉄道のできる前の大正8年の発見とのことで、一体どうやって行っていたのか、あるいは林業に従事していた地元の人のためのものだったのか、ちょっと想像ができません。

思ったより遠かったけど、おかげで十勝の街並みと、果てしない農地、大自然(の一部)を満喫できました。
北海道はでかいよ・・・。


 

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  • 2017.08.09 Wednesday
  • 11:42
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    コメント
    ゆきのこさん、こんばんは(^-^)
    初めてコメントさせて頂きます。
    糠平大雪グランドホテルで検索して、このブログを見つけました。
    なぜ大雪グランドホテルを検索していたかというと、以前(というか10年以上前20代前半の時に)このホテルの従業員をしていました。
    私が勤めていた頃『赤字を棚上げしての営業をしている』と当時支配人に言われた記憶があります。
    私がこのホテルを離れて、しばらくした頃、ホテルでバイトしていた大学生と結婚する事になり、支配人や仲の良かった従業員に連絡しようと電話をしました、ところが、何度掛けても不通なので調べてみたら倒産したとあり、大変ショックをうけました。ほとんどの従業員は住み込で働いていたので、連絡しようもなく、支配人家族も夜逃げ同然だったようです。検索した画像を見て言葉を失いました。想い出のいっぱい詰まった場所だったから。
    仕事が休みの時は、よく糠平湖に散歩に行きました、キャンプに来てる人達を見て楽しそうだな、とか、早朝ホテルの近くまで鹿が来るので塩をまいておいたり、熊がいるのを忘れて森の中に入って行ったり(笑)従業員皆で朝食をとりながら気球が上がる音を聴いたり。冷房がないので暑い夏をうちわで過ごしたりTVも観てるとしばらくしたら砂嵐になったり。たまに変なお客様も来たり、毎日飽きない日々を過ごしたのですが、とうとう解体されたのですね。
    もう一度、北海道に行きたいと思っていましたが、とうとう見られず仕舞いでした。
    ですが、このブログを見て解体されたのが分かり、諦めもつきました。
    ありがとうございましたm(__)m
    長々とコメントしてすいません。
    • nekosuki_chibi
    • 2016/06/24 11:37 PM
    nekosuki_chibiさん、コメントありがとうございます。

    そうでしたか。
    私たちが行ったとき、解体が始まったところでまだ本館建物があったので、かろうじて往時の姿を撮影できました。
    廃業後10年以上もそのままだったのは、やはり権利関係が複雑だったのでしょうね。

    本当に豊かな自然と良質の温泉のいい所で、いい道路もあって車があればそんなに不便じゃないのに、もったいないなあと思います。
    生き残っている宿泊施設はみな古いのですが、新しく立派なひがし大雪自然館という環境省のビジターセンターができ、今後は自然や環境保護をプッシュして頑張っていこうという意欲を感じました。

    お二人の思い出のホテルがなくなってしまったのは大変残念ですが、糠平の自然はこれからも守られていくだろうと思います。そう願っています。


    • ゆきのこ
    • 2016/06/25 6:25 AM
    ゆきのこさん、こんばんは(^-^)
    お返事ありがとうございます。
    昨夜は、写真を見ながら当時の想い出に浸っていました。

    自然が豊かで、当時若かった私はコンビニもないし生きていけないかもと(笑)
    でも、住めば都ですよね(’-’*)
    今でも昨日の事のように思い出されます。
    これからもずっと、あの自然のままであってほしいです。
    • nekosuki_chibi
    • 2016/06/25 11:06 PM
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